あの時津波の中にいた、を観て

今朝とても苦しい夢を見た。もがいても、もがいても、水面に上がれない。先日観たNHKの「あの時、津波の中にいた」映像が残っていたのかもしれない。
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子供の頃、大隅半島にある「轟の滝」で遊んでいて、滝壺にハマったことがある。天地がわからなくなって、もがけばもがくほど、水流に押されて浮かべなかった。濃紺の景色は今でも忘れない。
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この番組では「街の中で起きる津波」について、とても緻密に詳細に描かれていた。水がまっっっっったく人知の想像に及ばない動きを見せ、想定外だらけの水流が生まれる。場所によっては地形や建物の作りで、嘘のような高さの水が来る。遊んでてハマった滝壺なんて自分で注意しときさえすれば、どーにかなるのだ。でもコッチはそうはいかない。
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津波の中に居た誰もが言っていた。「もうダメだ」と思ったと同時に「まだ死ねない」とも思った、と。死ねない!と思った瞬間、光が見えたらしい。その光に向かって夢中で掴んで息をした場所は商店街アーケードの屋根に突き刺さった木片だったり。夜にもし津波が来るとなると、光は差さないからすごくコワイ。
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けれどいつだって「望み」をもって、あきらめちゃいけない、って。強く思った番組だった。津波すげえ、とかそういう番組じゃなくて、感情に訴えて且つ実証をきちんと伝えてコワサをジワジワ実感させる、良い番組でした。 #NHK

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