5年日記

とある友人に「さくらさん、この5年間ってすごい変化じゃない?」と言われて「うん、すごく」とこたえた。

「日記つけてる?」と訊かれたから「いや」とこたえた。

「えー!!!もったいない!日記つけた方がいいよ!5年日記とか絶対面白かったはず!来年からやったら?」と来た。

「うーん。基本苦手なんだよね」と言ったら「でも文章書くの好きでしょ?」と。「うん、好き」「だったら書くべきだよ!!!」

私のこれまでの5年。5年前を振り返ると、まさかこんな5年後がやってくるなんて、想像してないことばかりだった。むしろ「ナニモノか」に憧れていたもっともっと以前の方が、ありえないような未来ばかりを本気で実現しようとしていた。

私は今、また、口に出せば、必ず笑ってしまう誰かが存在するようなことを考え始めている。

「2018年からの5年間想像できる?」と問われ、出来ない、と思った。今の自分の年齢では思いもよらなかった現実が過ぎて行ったこれまでの5年間。「私はもっともっと考えられない5年間が欲しい」そうこたえたら、その友人は「じゃあやっぱり5年日記つけるべきだよ!」

その日の夜。私は買った。
5年日記を。

空白がキライで、いつも何かを埋め尽くすように文字を書いた。けれど一度書かなくなると全く書かなくなる。そんな習性を私は少しずつ変えていけるだろうか?

それはきっと、この5年日記でわかるだろう。5年後にコタエは在る。

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