【あさひと生きる】

【あさひと生きる】

2023年8月5日(土曜日)
センテラス内、天文館図書館にて
16:00〜 (入場無料)

柳佐知さんの本「あさひと生きる」の出版記念イベントが開催されます。

私が昨年、乳がんを公表した時。真っ先にメッセージをくださったのが、佐知さんでした。正直言うと「すごく意外な人からのメッセージ」で。そして、その内容も意外なものでした。

お互いがんサバイバーということがキッカケにはなりましたが、たくさんの事を語り合いました。知り合って10年以上経つんですが。この1年半は、その10年間ぶんを全部足した時間の何十倍と言っても過言ではないほどの時間を共有してきました。

とはいえ。一般論として。どれだけ心を開いたとしても「見えてないパーソナルな部分」がいかに多いか?ちょっとやそっと話したくらいで知った気になっちゃイケナいのが、人という生き物だとも思うのです。

オードリーの春日さんが「私は若林さんに、自分の5パーセントしか見せていない」と本気で言ってるあの感じが、私はとても好きで。学生の頃からの同級生で、芸人になって以降もずっと一緒に居るはずの2人なのに、5パーセントしか見せてないの?!って。でも私はそういうところにこそ、人間味を感じます。

そのくらい私たちは、目の前にいる人のことを「知らない」んです。どれだけ仲良くしていても、見えていない部分が多い。それは決して否定的な話ではなく、それこそが真実と思います。

ずっと笑ってる人に簡単に「悩みなさそうだね?」って言ってしまったり。強そうに見える人には「あの人はひとりでも大丈夫でしょ?」って誰かに話したり。あんな良い子がそんなことするはずない!って?思い込みを押し付けたり。人って、自分以外の他人に対しては、基本、勝手です。

、、、、、あれ?出版記念イベントの話はどこ行った?笑笑

柳佐知さんの子宮頚がん闘病と。やっとの思いで授かった子供さんを亡くしてしまった経験と。それに向き合いたくなくても向き合うことで「誰かの助けになるのなら」という本出版への想いと。そんなこと、本当は誰にもわかるはずない感情なのです。

それでも。開いて語っていくことで、何処か希望の道に繋がる可能性を信じる。今、私は、そういう「信じる」を信じています。

0コメント

  • 1000 / 1000