映画「エゴイスト」

#ネタバレ無しの映画感想

ネット上には「泣いた」という感想もあれば「どこに泣く場面があるんだ？！」という感想もあります。私は「泣いた」に1票。

どこがどうという話は置いておくとして。

私が泣いたのは、鈴木亮平さんと阿川佐和子さんのくだり。

「同性同士の恋愛映画」として興味本位で観てしまえば「おもてたんとちがう」かもしれないほど、ヒューマンドラマでした。海外での評価が高いのも個人的には納得。そして改めて驚いたのは鈴木亮平さんの演技。

最近話す機会も多い、オードリー春日さんの「オレは自分の5パーセントしか見せない理論」。鈴木亮平さんの細やかな演技はまさに「ソレ」でした。

「人」は対する人で態度が変わるし、評判も変わる。ヘタすれば(しなくとも)性格が変わることだってあると思います、自分では気づかないほどに。人によっては「そうしなくてはならない」事もあるでしょう、きっと。

「そんな部分」が絶妙に表現されていて素晴らしいなあと、観終えた後に思いました。観ている最中はいろいろ自然過ぎてそんなこと考えもしなかったんですが。あとあと思いかえせば、そうだった。。！という感覚。

鈴木亮平さんて「気づかない演技」が出来る人なんだなあ、と思ったら、これまで以上に好きになりました。いや、好きとは違うな。でも昨日より今の方がファンです。