今、歌えてる、ってこと。
少し経ちましたが、先日シンガーソングライターとして仲間でもあり、親しい友人でもあるyumicaさんのワンマンライブがありました。初めてのキャパルボホール。鹿児島のライブハウスの中では大きい場所で、メジャーなアーティストのステージもよく行われます。
今回わたくし東郷さくらは、同じシンガーソングライター仲間の、よしむらさおりちゃんと共に、そのyumicaワンマンライブのスタッフとして参加しました。
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200人を超えるお客様に囲まれて、ライブは大盛況。yumicaというシンガーの「人」としての魅力に集まってきた人々で埋まった会場は終始暖かでした。
そのバックを支えるミュージシャン達も、素晴らしいプレイヤーばかり。前日の顔合わせリハーサルから観させていただきましたが、さすがプロとして音楽で食べてる方達の演奏は根本的な何かが違っていて、徐々に完成されていく様子はとても勉強になりました。
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初めてのアルバム。初めての大きなライブハウスでのワンマン。私は、自分がおこなった、2015年の同じ状況を思い返しました。
数百人で大盛況なんて、数千人、数万人規模でライブを行うアーティストさんたちに比べればなんてことないコトです。
それでも、この第一歩に、どれだけのプレッシャーや不安があるか。正直あの時のことを思い出すだけで涙腺ゆるみます(苦笑)
やばい、CDとか作っちゃった。やばい、ワンマンライブとか。。!人呼べるの?大丈夫?一体どれだけの人が私の歌をお金出して聴いてくれようと思ってくれるの?え?そもそもCD売れるの?誰が買うの?在庫だけになったらどうしよう?お願いしたミュージシャンに誰がお金払うの?チケット売るのは?自分しか居ないじゃん!ぐわあ!ぐはあ。。っ!
って笑笑笑
結果どーにかこーにか、たくさんのお客様に来ていただきました。1枚目のアルバム「スエヒロガリ」も、今はどーにか在庫僅少です。
あの時は、もうやらん、って思いました(笑)想い出作りのようなもの。そう思ってました。けれども。アルバムを作るということは、売らなければ意味がない。売るためには?今まで以上に歌うこと。「続けること」という行動の意味を初めて実感した瞬間でした。その時から私は毎日が「ゼロ」です。歩いても歩いても、上っても登っても。もう後ろに引き返す道はありません。「始めてしまった」それは2019年になった今も同じです。
結果これまで、私はアルバム3作品。3回のワンマンライブを行いました(レストランやカフェなどのソロライブを「ワンマン」とは呼ばないようにしてます)。
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yumicaさんの気持ちを勝手に察すると、私は自分が吐きそうになります(笑)彼女にとっては、今が始まったばかり。常にナナメ45度の未来を見据えながら、歩き、登り、たまに走り、階段途中の踊り場でほんの少し立ち止まり、また歩き。毎日を続けて積み重ねていくことがアーティストとしての自分を作っていくこと、です。
自分の理想や描いていたコトとは違うことも日常茶飯事。正直疲れることもあります。ローカルごときが何を言うか、です(笑)けれど精神疲労には大も小もない。現在進行形で、たくさんたくさん気づかせてもらって、たくさんたくさん学んでいます。それだけ「人」が欠かせない場所にいるから。「対、人」が不可欠な場所に居続ける限り、精神疲労も無限大。喜びや幸せも無限大。喜怒哀楽が無限にあるから、音楽になる、言葉になる。「歌になる」ことが、シンガーソングライターとして活動する最高の喜びだなあ、って。
そのための「リスク」を惜しむと、何も始められない。WALK INN STUDIOの野間さんが、あの時私に教えてくれたことのひとつは「リスク」の重要性。リスクを背負ったものにしか見えてこない景色の存在。
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この世の中には無数のシンガーソングライターが存在します。夢とはなんだろう?といつも考えます。私は最近、ひとつコタエを得ました。無論それは結論ではありません。夢にはいつも「つづき」があるんです。振り返っても、後ろにあった道は消えてるんだから、前を向くしかない。その夢のつづきを創ることが出来るのは、自分だけ、です。
ただ。
そこには支えてくれてる人たちが居るし、それが要る。「人」の存在の「たいせつ」さ。夢に人を足すと、なぜ儚くなるのか?私は自分なりの解釈をやっと見つけた気がします。コタエはいつもありふれてしまう、あふれてしまう。それでいいし、また変わってもいい。
望んだものも、望んでないものも、
ぜんぶ追い抜いて。
今、歌えてる、って。サイコー!
yumicaさん、
1stアルバムリリースおめでとう🎈
そしてお誕生日おめでとう🎂
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